■ドイツの児童文学者ケストナーから拝命
「カフェ・ケストナー」の屋号はドイツの児童文学作家「エーリッヒ・ケストナー(1899〜1974)」のお名前から付けました。
ケストナーはドレスデンに生まれ、働きながら勉強をし、文才、詩才を生かして新聞社の仕事をし、ペン1本を頼りに29歳のときに、ベルリンに出て作品を発表する。
代表作に「エーミールと探偵たち」「点子ちゃんとアントン」「ふたりのロッテ」「飛ぶ教室」「動物会議」など、その他戦争の事も書き残しています。
■腕のいい皮職人であるが故に・・
ケストナーは皮職人の息子として生まれます。
父親の作る、鞄、馬具類はとても優秀で壊れないのです。
ですから町の人が一家にひとつ鞄を買うと、もう買わないのです。
それで父親は皮職人を廃業してしまって、かわりに母親が美容師の資格を取って、ケストナーを大きくしていきます。
ケストナーは子供の作品の中でこんな風に書いています。
「子供だってずいぶん悲しく、
不幸なことだってあるのだ。
子供のなみだは大人のなみだより
小さいと言うものではない。
おとなのなみだより重いことだって
いくらでもあるのだ。」
これは子どもを一個の人格として認める言葉であります。
■子どもからお年寄りまで楽しんでもらえるカフェを目指して
カフェケストナーにお子さんをつれてきて下さい。
子どもは宝ですし、店にくると年配の方も若い方もいろいろなお客さまが来られてコーヒーを楽しんでおられます。
その中にお子様が入ることによって、社会勉強になると私は思っています。
大人も子どもも楽しめて、その記憶の中で、作家ケストナーの父親の革製品のように正しい良いコーヒーを提供し続けるお客様にとって一生お付き合いのできる、
そしてヨーロッパのカフェのように何代も何百年も続く店に、という願いを込めて「カフェ・ケストナー」を屋号としました。 |