自家焙煎珈琲豆 FAX注文用紙
ハンドピッキング

「よい生豆」は、粒がそろっていて、よく熟し、充実性のある欠点豆や異物が少ないものです。(必ずしも大きな豆である必要はありません)
「生豆」の中には石粒や木屑などの異物のほか、欠点をもつコーヒー豆が混じっていることがあります。
不純物これを「欠点豆」と称し、このまま焙煎し、抽出しますと、混濁した、えぐみのある「正しくない、よくないコーヒー」になってしまいます。
このようなコーヒーを毎日飲んでいると、胃がもたれ、胸焼けがし、吐き気をもよおしてきます。
その弊害を除くために、焙煎の前と後に1回ずつ欠点豆や異物をハンドピック(除去)するのです。


欠点豆をひとつひとつ除去します
▼代表的な欠点豆
ハンドピック 欠点豆 黒豆   ハンドピック 欠点豆 発酵豆   ハンドピック 欠点豆   ハンドピック 欠点豆 カビ豆
◆黒豆
収穫前に木から落下して発酵した豆。腐敗臭や濁りの原因となる
  ◆発酵豆
黒豆の前段階で、異臭の原因となりますが外見上は判定しにくいもの
  ◆死豆
結実しない未熟の中に幼虫が入り込んだもの。汚れや濁りを出す。
  ◆カビ豆
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ケストナーのハンドピックはここまでやっています

まず生豆でハンドピックする場合はツヤ消しの黒色のトレイ
煎り豆の場合は茶色のコットン紙を貼ったトレイが必要。

一定量の生豆をトレイに広げ、

1.色の違うもの
2.ツヤの違うもの
3.形の違うもの


という順番で取り除いていく。

最初は粗取りで、色の違いが目立つブラックビーンなどから先に取り、次にツヤのない死豆発酵豆未成熟豆などを狙い撃つ。

そして最後に形の変則的な貝殻豆虫食い豆などを取り除く。

見分けにくいのは発酵豆未成熟豆で、ちょっと見にはやや黄色がかかっているだけであったり、小ぶりに見えたりするだけで、迷ってしまう。

が、迷ったときはためらわず取り除く
疑わしきは迷わず罰してしまう!

欠点豆や異物を手作業で取り除くハンドピックは根気のいる仕事ですし、手間もかかります。

しかし、この生豆段階での手間を惜しんでいては「正しい、よいコーヒー」は決して生まれないのです。

焙煎後にも再度欠点豆を取り除きます。

ハンドピック風景
ハンドピック風景
生豆をハンドピック
生豆をハンドピック
発酵豆